CGでは決して真似できないドット絵の妙。ドット絵だから美しい、ドット絵だから遊びたくなる!『ファミコンドット絵の素晴らしき世界』は8月4日発売!

2020年07月22日

たった1ドットされど1ドット。 コンピューターゲームにはやはりドット絵がよく似合う―。 人気や知名度は関係なし。 美しいグラフィックをもつファミコンソフトなら何でも紹介する新感覚のレトロゲーム本!

かつてコンピューターゲームは、 ゲームセンターに足を運んでプレイするのが常であり、 あるいは高価なパソコンを持っているごく限られた人のちょっとした娯楽にすぎなかった。

しかし1983年に「ファミリーコンピュータ」が発売されるとその流れは一変。 本体の性能、 盛り込むべき機能をゲームに特化したファミコンは高品質なゲームが安価で楽しめるとあってすぐに人気商品となり、 瞬く間に普及していった。

特に重視されたのはグラフィック面だ。 プレイヤーの指示通りにキビキビ動くキャラや美麗な背景など、 ライバルの家庭用ゲーム機はもちろんのこと、 ホビー用途にチューンナップされたパソコンと比べても表現力が優れており、 それは当時アーケードで人気を博していたゲームも遜色ないレベルで移植できたほど。

とはいえ8bit機のファミコンには制約が多かった。 ROM容量は次第に増えていったものの、 良いゲームを作れるかどうかはまた別の話である。 従って常にあらゆる面で創意工夫が求められ、 開発者たちはそれを技術力でカバーしていった。 たとえば1986年に発売された『グラディウス』では自機のオプションが2個だったのに対し、 1988年の『グラディウスII』ではアーケード版同様に4つのオプションを実現している。 グラフィックのクオリティーも劇的にアップし、 アレンジ移植ではあったものの、 アーケード版のファンからも称賛された。

このように、 ファミコンソフトのグラフィックの質は日進月歩の勢いで進化を続けていき、 そして幾度となく限界を突破している。 後期の作品ともなれば、 もはや一つの芸術作品といっても過言でないほどに美しい。


本書は作品の人気や知名度にかかわらず、 美しいグラフィックをもつファミコンのゲームを紹介する新感覚のレトロゲーム本である。 ロールプレイングゲームやアクションゲーム、 シューティングゲームといった人気ジャンルはもちろんのこと、 麻雀ゲームやパズルゲームといったかなりマニアックなジャンルにも踏み込んで、 ファミコンドット絵の魅力をお伝えしていこう。

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