ひとりぼっちのソユーズ 下

ひとりぼっちのソユーズ

ひとりぼっちのソユーズ 下

ソーネチカとも心が離れてしまったスプートニクは地球に降りる。 だが、彼女に再び会うために、また月を目指す決意をする。 二人は離れ離れになりながらも、月に、地球に、思いを馳せた。 そしてスプートニクが再び月に上がると、そこに待っていたのは 思い描いていたものとは違っていた。 月は発展し続け、やがて人類の生活の場になった。 ある日スプートニクは月面に宇宙望遠鏡を設置し、 遠くの宇宙に未知のブラックホールを発見する。 そのブラックホールからは有意な信号が発せられており、 それは人類へのメッセージだった。 そのメッセージの内容を解析して、スプートニクはある決意をする。 スプートニクはユーリヤと何度も切ない別れと再会を繰り返す旅をした。 それは384,400キロメートルを遥かに超える壮大な航海で、 この宇宙を翔るオデッセイともいうべき旅だった。 二人は何度も離れ離れになった――再び巡り会うために。 時間と空間を超えて再会を果たし、そして再び別れる。 一瞬であり同時に永遠でもある恋人と、また再会を果たすために。 月と地球、そして遥かに時空を超えて到達した宇宙の果てで繰り返される、 永遠の恋人との切ない別れと再会。 宇宙の果てにたどり着いたスプートニクが見たものは・・・。

  • 著者名: 七瀬 夏扉 著 / まごつき 絵 / ぽぷりか 絵
  • 定価:1,540円(税込)
  • 発売月:2021年9月
  • ISBN:978-4-07-449585-6
  • 判型、ページ数:B6判 336ページ
  • 発行:主婦の友インフォス
  • 発売元:主婦の友社

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著者情報

七瀬 夏扉 著
まごつき 絵
ぽぷりか 絵

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